| フィレンツェ |
| Firenze |
Region: TOSCANA
Province code: FI
Zip code: 50100
Phone area code: 055
Distance from ROMA 274 Km / 170 Miles
Elevation: 50 mt / 164 feet
Tourist Office
Address: Via Manzoni, 16
Phone: 055-23320 |
| 写真集 |

右の奥にあるのがパンツァネッラ

ご飯のサラダ

ピーマンのご飯詰め

ハムとズッキーニのフリットゥーラ

生ハムを切るお父さん

ポレンタ

ロスティッチィアーナとブルスケッタ

裏庭にあるバーベキューグリル

インヴォルティーニ

インヴォルティーニとお父さん
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フィレンツェの料理 その2
この写真は 2003 年 8 月、フィレンツェのホームステイ先の家政婦さんとお父さんが
ピザ pizza を作っているのを幸が撮ったものです。 |
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PIATTI DI FIRENZE
◎フィレンツェの料理 その2 |
フィレンツェの料理を毎晩 Buon appetito! (ブォナペティート:たっぷり召し上がれ〔食事時に相手に言う決まり文句〕)と、おいしく頂いていた
2003 年の夏。ホームステイ先の夕ご飯 cena はとても豪華でした。ちゃんとご飯を作ってくれないホストファミリーもあると聞いていたので、ビビっていたのですが、本当にラッキーでした。料理には全くと言っていいほど興味が無いのですが、初めて口にするフィレンツェの家庭料理に毎日ワクワクでした。お陰で日本食が恋しくなることもなかったです。午後
8 時になると辞書とノートとシャーペンとデジタルカメラを携え、テラスのテーブルに向かいます。料理にカメラを向ける日本人を、イタリア人ホストファミリーは決して理解していなかったでしょう。しかし、料理の名前を訊くと、いつも親切に教えてくれました。聞き取れないと、ホストファミリーのお父さんが私の持っている辞書をひいて、単語を指し示してくれます。
フィレンツェの料理で驚いたのは、その塩の量の多さです。私は関西人なので、余計に薄味なのかもしれませんが、ちょっと塩辛く感じました。でも、美味しいです。そのちょうど美味しい味加減の料理に、ホストファミリーの人たちは尚且つ食べる前に塩をバンバン振ります。そんなに振ったら塩の味しかしなくなるんじゃないかなとギョッとしました。塩を摂りすぎると高血圧になったりと身体に悪いような気がしますが、大丈夫なのでしょうか?「おいしい」という意味のイタリア語の一つ、
saporito (サポリート)。この単語には「しょっぱい」という意味もあります。イタリア人は塩辛さに美味しさを感じるのかもしれません。
フィレンツェの料理というか、フィレンツェを含むイタリア中南部、トスカーナ地方の夏料理らしいのですが、パンツァネッラ
panzanella というパンのサラダを初めて口にしました。初めて食べる料理が殆どでしたが、この料理とは本当に未知との遭遇でした。パンがこんな風になるなんて!お酢が利いたさっぱりとした味と刻んだ野菜のシャキシャキとした食感。まさに夏の食べ物って感じです。トマトの赤、キュウリ等の緑、パンの白といったイタリアン・カラーがキレイで、見た目にも食欲が湧きます。トマトはホストファミリー宅で作っているものらしく、余計に美味しかったナ!
フィレンツェの料理では、日本とは違うご飯の調理方法も新鮮でした。パンと同様、ご飯もサラダになります。これもお酢が利いた味で夏向きです。日本の酢飯とはまた違って美味しかった。私が頂いたのは、野菜入りご飯
rizo con verdura (ホストファミリーのお母さんがそうおっしゃっていたと思う)。中に入っていたオリーヴに、日本のお漬物を感じました。また、赤色や黄色のピーマンにご飯を詰めた料理も
Buono! (ブォーノ:美味しい)でした。
フィレンツェに限らず、イタリア料理と言えば、ハム
prosciutto (プロシュート)。どこのイタリア人家庭でもそうなのかどうか知りませんが、私が滞在したホストファミリー宅では、豚の足ごとの生ハム
prosciutto crudo (プロシュート・クルード)がありました。それを薄くスライスするのはお父さんの役割です。ハムって豚だったんだと実感しながら、切り立てホヤホヤの生ハム(やっぱりパルマ
Parma 産?)を頂きました。豚さん有難う。豚のもも肉を塩漬けにし乾燥熟成させた生ハムとは違って、熱処理をしたハム
prosciutto cotto (プロシュート・コット)もご馳走になりました。私が食べたプロシュート・コットは、日本で見るハムとは違って、赤紫っぽい色をしていました。初めて見るどぎつい色のハムに一瞬ひきましたが、食べてみるとこれまた
Ottimo! (オッティモ:超美味しい)です。
フィレンツェの家庭で頂いたお料理はどれも美味しかったのですが、その中でも特に私が気に入ったのは、ポレンタ
polenta とロスティッチィアーナ rosticcianaです。トウモロコシの粉が原料のポレンタは、主に北イタリアで食されているそうです。このお料理もパンツァネッラと同様に私にとっては未知との遭遇でした。私が食したポレンタはトマトソースをかけたものです。アツアツのポレンタをフーフーしながら口に入れると、穀物っぽい味がトマトソースと相俟って何とも美味しかったです。
ロスティッチィアーナとは、豚のアバラ肉のローストのことです。ホストファミリー宅には、裏庭に大きなレンガ造りのバーベキューグリルがあります。食後、ホストファミリーのお母さんが今日の料理はここで作ったのよと見せてくれました。レンガの上にはまだ赤味を帯びた炭が転がっていました。どんなに素晴らしい味だったか、この状況をお伝えするだけでもお分かりいただけると思います。刻んだトマトを載せたブルスケッタ
bruschétta (にんにくをすり込んでオリーブ油と塩で味付けしたトースト)を前菜に、幸福な時間を過ごしました。
フィレンツェの家庭で頂いた肉料理では、ロスティッチィアーナの他にもインヴォルティーニ
involtini も美味しかったです。肉で野菜などを巻いて包んだお料理のことをインヴォルティーニと言うそうです。因みに、中華料理の春巻は、イタリア語で
involtini primavera (インヴォルティーニ・プリマヴェーラ:プリマヴェーラは春という意味)。ホストファミリーのお父さんが教えてくれました。お父さんはインヴォルティーニのことを説明するのに、東洋人の私に分かりやすいと思ったのか、春巻の話をしてくれたのです。リストランテで食べるフィレンツェの料理もいいですが、家庭の味を楽しむのもよい思い出になりました。
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